絵旬記(かなり面倒くさい)

絵日記は向いてないと気付いたのは小1の夏の終わり。旬(1/3月)記なら続くだろう。好きなモノの話を軸に。

スケジュール管理(長い)

もの覚え

私は昔から、もの覚えが悪いんです。電話番号もソラで言えるのは、多分10個以下。

実家と、自宅と、勤め先と、自分のiPhoneと、兄貴の家と、、、110番と、119番と、、、、あれ? 10個無いわ。

居ますよね、もの覚えが激しいヒト。知り合いの社長さんに、携帯の住所録に一切登録していなくて、ソラで数百人分の番号押して掛けて営業しまくっている化け物が居ました。

電話番号でも苦労するのに、スケジュールの記憶なんて端っから無理、絶対無理。

これまた知り合いですが、ある選挙の参謀というか秘書?をやった人が居て、その人は候補者を乗せたクルマ運転しながら、メモ無しで ”次は何処々で何時に誰と会う”と!選挙ですからそれこそ分刻みでしょ? それをメモ無しですべて記憶、把握するとは、、、、

彼らはきっと、いや絶対、別の星からの移民ですよ。

 

しかし私は彼らを、尊敬はするけど、ちっとも羨ましいとは思わない!  

 

何故なら私の脳みそには、創造セクションの能力をアップさせるために、敢えて記憶セクションにリミッターが装着されているんです。

こう云う考え方が出来るようになってから、ああ云う異星人達の事がちっとも羨ましくなくなりました。ま、せめて電話番号30個ぐらいのレベルにリミッターセットされて生まれたかった。と云うのが本音ですが。

 

スケジュール管理

 

そう言う訳で、スケジュールと電話番号の管理は、社会で生きていく私の生命線なんです。まず、電話番号問題はシステム手帳にメモで解決。しかも携帯の出現以後、電話番号問題の完全廃絶に成功しています。  残る問題はスケジュール。

スケジュールは、生ものです。日付は決まっているが時間は決まり次第また連絡するとか、この前の約束は場所が変更になったとか、やっぱり元に戻すとか、、とても、とても厄介な生ものです。   しかし、メモさえすれば、脳みそからその件は即刻消去可能。但し、メモをする事を忘れ無れなければ、の話ですが。 

流石にそこだけは、経験(数々のダブルブッキングやスッポかし)と、創意工夫(クルマのハンドルの中心にでかいポストイットを貼って、サンバイザーには筆記具常備)と、習慣付け(スケジュールが手元に無い時は、決して約束しない!) 等の努力で、見事に克服しました。

 

スケジュール帳遍歴

例によって、色んなスケジュール帳を試しました。昔、結構長く使ったのは、スウェーデンは innovator 社の奴。

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毎年表紙の色やデザインが変わって格好良かったのですが、当時(20年程前)は、確か日本の暦に対応していなくて、祝日が変だった記憶があります。

お気に入りで、多分5,6年は使ってました。

 

システム手帳 A5サイズへ

その後、A5サイズのシステム手帳を仕事で使うようになって、既成リファイルの1ヶ月見開きをつかうようになりました。コイツはなかなか良いが、いろいろ気にくわない点が。

6週にまたぐ月は、30日と31日が前の週の23日と24日に居候状態で、面積が半分になってるんですよね。皮肉にも面積半分の日に予定が山盛りになるんですわ、コレが。あと、確か土日のスペースも狭めだったような、、、、

 

エクセル自作

そんなに文句云うなら、自分でつくれ! ラジャ! と云う事でエクセルで自作。A4コピー用紙に両面印刷(コレが結構難しい9月右側の裏には10月の左側が来ないとイケナイ)して、カッターで半分(A5)にカット。6穴パンチ(その為に買いましたよ!ハイ)孔明けてシステム手帳にセット。

おぉ、いいじゃないか! こう言うのを俺は欲っしていたんだよ!     

                    《井の頭五郎@孤独のグルメの声で読む》

その後しばらく(13年程)、エクセル自作の安定した時代が続きます。しかも年々ブラッシュアップされて中身が進化していきました。

下は、その後期、シマシマ罫線薄墨型の例。なかなかカッコイイでしょ?

左端、月の下にはその週のToDoリストも装備されています。

 

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ブルーの部分はモノクロで印刷すると丁度良いグレーになります。右下の黒いバーで隠してますが、自分の署名入りです。 ま、軽い自作アピールですな。

あれ?20日の ”2” が抜けている? ま、いっか。

 

電子化へのチャレンジ

昔、シャープがザウルスという電子手帳を出して、結構ヒットしていました。私の身の回りにも、ザウルス使い達がこれ見よがしに「え〜次回の打合せはぁ〜」と、今で云うスタバ外向きカウンターMacBookAir アピールを仕掛けてくる輩が出没し始めました。

丁度その頃私は、初のパワーブックを入手したところで(PowerBook5300c 主な特徴:デカイ、厚い、重い、遅い、すぐ壊れる、とてもバランスが(下方に)取れた迷機→詳しい話は後日)さらに、当時のMacOS(漢字Talk7.5(と云うOSの名前だった!)ぐらいか?)には、先進的にも今のiCalの祖先みたいなスケジュールアプリが載っていたので、ザウルス使い達に対抗して私はある日、、、

今後PowerBook一本でスケジュール管理することを決定致しました。

 

えぇー、ま、結論から申しますと、1日で挫折しました。 前述の通りバランスの取れた迷機ですから、電話受ける → 相手:”○○日は空いていますか?”(私:すかさず、PowerBookのスリープ解除) → 私:”えぇー、、ちょっと待って下さいね”(スケジューラー起動) → 相手:”・・・・” → 私:”・・・・” → (スケジューラー起動中) → 相手:”・・・・”              

使えねー!!

 

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↑PowerBook5300c 蓋を閉じた厚さは約5cmのグラマラスボディ(体重は内緒)

 

ムーブメント 

しかし、スケジュール電子化へのムーブメントは私の中で根強く、その波はその後も幾度も訪れます。

 

PowerBooKG3に買い換えた時:やはり1日で挫折。(理由:前回と一緒)

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↑PowerBookG3 333 ラバーとボディの曲線が艶っぽい良いマシンでした。

 

MacBookAir初期型に買い換えた時:OS搭載アプリiCal.macという今で云うクラウドサービスを活用すると、スケジュールの共有が可能に。つまり、私のMacに書き込んだスケジュールが、即座に同僚のMacにも反映されるという、今じゃ当たり前ですが、当時画期的なグループウェアの走りがお目見え。

もちろん、導入しました。便利です。これはかなり使えます。

 

が、しかし、前述の5300cから停滞する問題点は完全には払拭されておらず、依然システム手帳のエクセル自作スケジュールも併用する事に。(理由:前回、前々回と一緒)

システム手帳を見ながら、自分のスケジュールをMacに入力する、トホホな日々の始まりです。そして、、、

 

初代 iPadに飛びついた時:衝撃でした。iPadの出現は。  コレは絶対未来を変える。その革新を自ら体感しないといけない! 妙な使命感で私はAppleStoreに並びました。

以前に、 innovator (=革新者)のスケジュール帳を愛用していたのも多少は影響したのでしょうか?

 

そして遂に、iPad でシステム手帳を卒業しスケジュールの完全電子化に成功します。しかもクラウド経由リアルタイムMacとリンクも実現です。iPadで入力した予定がBluetooth経由で自動的にMacにも同期! 実に長い戦いでした。科学の勝利です。  ありがとうジョブス!

その後、ガラケーからiPhoneに乗り越えたのちも、この便利さは続きます。

 

消えない違和感

ところで、iPhoneのキーボードって、打ちづらいですよね。例えば建設現場での打合せ中に、次の打合せとかを摺り合わせするとするしますよね? 

”○○日はごめんなさい” とか、”あ、その日は午後だったら、、” とか云うやり取り。ココまではいいんですよ、問題なし。 で、”じゃ次回は、○日の△時で” と決まって、皆メモするでしょ?   そして会議は "では次の議題ですが、、、"と。私はその時、まだiPhone への入力が終わってないんですよ。

 

iPhoneの事は、もちろん愛しています。

でもね、時々思い出すんです。昔こっぴどい振り方をした、あの紙スケジュールの事を、、、

 

紙スケジュールと復縁

電子化時代にショルダーバッグを使うようになりました。中身は、モレスキン、財布、名刺入れ、文庫本、ビクトリノックスのナイフ、ペン数本等々です。いつも持ち歩いています。仕事で外出時もプライベート時も。 で、件のシステム手帳はショルダーに入らない事は無いのですが、重い、かさばるで、鞄にin。

(:職業柄大きい)はプライベートでは持ち歩きません。 

で、思い出して下さい、私の習慣付け(スケジュールが手元に無い時は、決して約束しない!)

 

どうせ紙と復縁するなら今度は、システム手帳では無く、いつも持ち歩いているモレスキンに入れておけば、呑み屋で呑んでいる時に電話受けても、24時間予定の返事+メモが出来るではないですか!? 

そう閃いたのが今年の4月頃。フル電子化からアナログへ。

遡上ムーブメントの始まりです。 鮭は大海原で成長し、やがて生まれた川を遡るではないですか!

 

ま、いつもそうなんですが、こう云う時、私は自分を ”天才!” と褒めてあげる事にしています。

天才!

天才の称号を得た私は、早速設計に取りかかります。今度はエクセルでは無く、長年の古女房、CAD(VectorWorks)で作ります。

で、出来たのがコレ。(実はコレは2015モデル 今年版は個人情報満載なので)

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??

 

 

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A3用紙タテに印刷してモレスキンの幅に合わせて左右をカット、テープで2+2/3枚を繋げてジャバラ状に折る。谷折りの透けている処がテープで繋いだ部分ですね。

(まだ、全容が見えないでしょ?)

 

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折ったジャバラを、モレスキンの一番後に付いているポケットに差し込むと、、、、

 

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こうなる。モレスキンのゴムバンドを外して後表紙を開くと、この状態が一瞬で出現します。

しかも、めくると、、、

 

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2ヶ月強分のスケジュールが一気に見られる!

更に大きなポイントが。

賢明な読者諸兄(と云ってもまだ数名ですが)はとっくにお気づきとは思いますが、このスケジュール、、、

1ヶ月/頁 ではない!

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続いているんです、月末と月頭が。

月末から月初めって、なぁ〜んと無く仕事がタイトになる事ないですか?締めっていうのも有るんでしょうけど、私は、スケジュール帳の頁のせいも有る気がするんですよ。

例えば、今月末の11/30、来月頭の12/01。当然ですが、11/30の翌日が12/01ですよね?でも、なんか間に時間が存在してる気がしません? 頁またいでいるからでは?頁の月末以降の余りに次の月の日付が入っているからなのか?

 あと、月末から月頭に掛けてのイベントとか出張が、頁をまたぐの変な感じしません?

 

ま、コレを製品化する目論見は無いので(その場合の空冷ポルシェは”ジュール号”と命名される事になりますが)、こんなに必死に売り込む必要は無いんですけどね。もちろん、日陰者だった30日、31日達も居候では無く、立派に世帯主として月末感を主張しているのがお判りでしょうか?

 

で、今年のジャバラを拡げてみると、(5月からなので、1年分フルだともっと長い)

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この光景、何か愉快だと思うのは私だけでしょうか?

約半年使ってみて、なかなか良いので、引き続き来年もコレで行きます。

(デザインはもちろんブラッシュアップ!)

 

では、今日はこの辺で。

 

今日の健忘症:引っ越したら1ヶ月で前の家電の番号が言えなくなっていた。

 

今日のジョーク:タイトルの (長い) は、ブログの文章と蛇腹の全長を掛けている。

 

今日の特典:このスケジュール欲しいと言う方にはPDFでお渡し可能。但しモレスキンラージにしかサイズが合いませんが。

 

★イノベーター ダイアリー<スリム> 2015 ブラック(27393006)