絵旬記(かなり面倒くさい)

絵日記は向いてないと気付いたのは小1の夏の終わり。旬(1/3月)記なら続くだろう。好きなモノの話を軸に。

Macと私 #3 〈放浪編 その1〉

前回までのあらすじ

魔改造を施されたLC475と共に、腰までドップリMacの世界に漬かって行く私であった

 

簡易LANに挑戦

一般にはあまり知られてないけれど、Macは結構進んでいる。3.5インチフロッピーの

採用も速かったし、(当時Dosの世界は、8インチ→5インチに移行したぐらい)

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                       左から8” 5” 3.5”

ジョナサンアイブのデビュー作 iMacでは、スカジー→USB フロッピードライブ無し。

CD(→DVD)ドライブ搭載。 今は消えたけどファイヤーワイヤーで高速接続。

MacBookAirには、DVDドライブすら無しとかですね。

で、Macはネットワーク機能(イーサネット)の搭載も早かった。1995年ごろ発売の

PowerMacintoshには既に標準搭載されていた。

インターネットと云う言葉もまだ存在しない時代のお話しね。

 

そこである日、例のSE氏が登場するんです。

”事務所をLAN化しようか?”   ”えっ?LANって何??”

まだ、LANと云う言葉さえ一般じゃない時代。

さすがappleイーサネットを搭載するよりも遙か昔から、Macをネットワーク化

する機能をコッソリMacに仕込んでいたんです。

早速、本屋で、”猿でも出来るMacでネットワーク” みたいな本買ってきて、SE氏と

チャレンジ。

 

PhoneTalk(フォントーク)

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 ↑Phone Talk Adapter 各Macに1個

モデムポート(懐かしい!)に挿して、電話線(先が凸のアレ)で直列に繋いで、末端に

パーツ繋いだら、セッティング完了。ものの10分位。値段は確か、1個 ¥1,500

 

後は、各Macapple Talkの設定やったら、、、、

 

あっけなくネットワーク構築完了!!

 

しかも、HPのプロッターにもモデムポートが付いていて、

プロッターもネットワーク化。

ついでに、私のMacにインクジェットA3カラープリンターと、外付けドライブ(EzDrive

130と云うリムーバブルディスク、アメリカで普及したZipDriveのライバル)

スカジー(これまた懐かしい!)で繋いで、共有設定をONにしたら、、、

 

全てのMacから、ネットワークプリント、

共有サーバへのアクセス、バックアップも

すべて可能に。

 

このお手軽さ簡単さで、私はMacにまたヤラれてますます傾倒した訳です。

そうねぇ、角度にすると、35度ぐらい。スキー場の35度の斜面は、上に立つともう崖

だよね。 もう、それくらい。

 

apple信者=ジョブス崇拝者みたいによく言われるけど、俺たちみたいな古くからの

apple信者は、崇拝対象がまだ、ジョブスでは無く、Macintoshそのものだったりする。

 

確かこの頃は、ジョブスはクーデター喰らってApple社から追放されて、後に、Next

っていうフェラーリみたいな凄いパソコンメーカー立ち上げた。

後釜のアメリオって云うゴリラみたいなダサい社長達が、Macを迷走させて行く

のは別のお話。

 

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               ↑ネクストコンピューター

 

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↑搭載されていたBeOS 見よこの完成度!

 これが今、私達が使っているMacOSのベースとなった。

 

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↑ギルバート・アメリオ 革新者って顔じゃないよね

 

ついでに云うと、その後、Nextで失敗したジョブスは、今はディズニーに吸収された、

あのピクサーを立ち上げるのも別のお話ね。

 

さらについでに云うと、後にApple社に復帰したジョブスが、地下室でくすぶっていた

天才デザイナー、ジョナサンアイブ を見いだし、一緒にiMaciPod、、、と革新的な

製品を出して行くのも別のお話。

 

4 PowerMacintosh 9500MP (事務所マシン)

 

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別の事務所に移籍して、その事務所を石器時代(ドラフター手描き)から一気に文明開化

Mac導入)させた。

 

私用に最強マシンを中古で購入。MPはマルチプロセッサの略。つまりCPU2発搭載。

伝説の憧れマシン、Macintosh Quadra シリーズのデザインを受け継ぐ当時のフラッグ

シップマシン。モニタはソニーの17インチ。

しかし、メインで使っていたCADソフト MiniCadがマルチプロセッサに対応して

いなくって、2発目のCPUは働かず、宝の持ち腐れに。

3DCGモデリング機能のみ、MiniCADに標準搭載されていた)に挑戦→やっぱ手描き

となったのも、この9500で。

 

4 PowerBook 5300c

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定価は確か、30万弱。 初のカラー液晶搭載 power Book だった様な、、(怪しい)

パソコン屋のチラシで新古品(今で云う再生備品?)限定2台で売り出す事を発見!

金額はなんと12万5千円! ボーナス握りしめ徹夜で並んでゲット。開封してみると

ラッキーなことに、無記名のメーカー1年保証書が入っているではないか!!

この保証書が、後にかなりイイ仕事をする事になるのだが、長くなるので割愛。

                             (後日書くかも?)

とにかく良く壊れた。しかもモバイルする気にならないくらいクソ重かった。でも

ものすごく愛着あった。このPB5300でエクセル立ち上げて、PM9500MP on CADで

図面描くスタイルで、何度も徹夜したなぁ、、、、ま、戦友ですな。

 

 

5 QuickTake 100

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双眼鏡じゃ無いよ、デジカメだよ! デ・ジ・カ・メ !

同い年で、Mac同級生(同じ時期にMacデビュー)の従兄弟(正確には従兄弟半、従兄弟

の子供)から貰った。タダで。

何て気前がいいんだ!! と大大感謝したが、すぐにタダでくれた訳が判明。 

使えねぇ!

バッテリーが持たない(確か乾電池)!  操作がクソ重い! 容量が小さい!

の3階建て。

デビュー戦は、新規設計案件の現地写真を撮りに行った。

まともに見られる解像度だと、撮れるのは10枚程。1回シャッターをきると、しばらく

瞑想を始めて、約1分待ち。10枚取ったら、PB5300に繋いで、データを転送。メモリ

を空に、、、、そうこうしていると、   あ、バッテリーがヤバい、コンビニへGO!

 

ハッキリ言って、愛着度数は20%ぐらい。ま、オブジェでしたね。

 

 

4 PowerBook G3 333

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PB5300cが長きに渡る闘病生活に屈し、天寿を全うした後妻がコレ。いわゆるブラウン

キーボードモデル。資格学校講師のバイト代注ぎ込んで、新品で購入。

美しくて、速い、13インチ液晶もそこそこキレイで、やっと使えるPowerBookが手に

入った。これは結構長いこと使った。

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底も美しい(緑部分は後付けゴム?純正は黒)

(あれ?確かコレ?  ジョナサン・アイブのデザインじゃなかったっけ?)

                                  (つづく)

 

えー、、時間が無くなったので、今日はこの辺で。

 

 

今日の宿題:Power Book G3 のデザイナーは誰なのか?

 

今日気付いたこと:Quick Take 100の電池を買いに行ったコンビニ(しかも田舎なので

         遠い!)で、何故、使い捨てカメラを買わなかったんだ、俺よ?